CSRレポート2020
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CSRレポート2020所属する地域で催される様々な行事に積極的に参加すれば社会からの認知を高めることができるのではないですか?企業としての存続のためには、そういった身近な視点からの取組も大切ですが、一方では、長期的な視点からの取組も大切なのです。 当社は社会の発展に貢献することを経営理念に掲げていますが、ながい目で見て、その社会の発展に貢献していくことも大切です。 そうした観点から、CO₂排出量の削減や水資源の保全、資源のリサイクル推進などにも取り組んでいます。 こうした取り組みは、先程お話のあった行事参加とは異なり、なかなか外部社会から見えづらいので、正しく認知して頂くためには、CSRレポートのような手段を使用して社会に対して積極的に情報発信していくことも大切な取り組みです。そうした考え方をすべての従業員の中に浸透させていくことはなかなか大変ではないですか? 一部の社員が実践していけば、企業としての認知度向上に繋がりますし、それでよいのではないですか? 従業員に対する考え方には二面性があります。 先程申し上げたステークホルダーとしての側面と、CSRを正しく認識して行動してもらう企業人としての側面です。 前者の側面では、従業員の人権や多様性を尊重し、個々の従業員の能力開発を支援することにより従業員が成長し、ひいては企業の発展に繋がると考えています。 こうした考えから、従業員に対しては、別のページに詳しく記載しています通り、様々な観点から、7トップメッセージ数字で見るHOWACSR方針CSR推進課長に聞くお客様への取り組みお取引先への取り組み従業員への取り組み環境への取り組み社会への取り組み支援、教育に取り組んでいます。 一方、後者の企業人としての側面では、CSRの考え方をより一層浸透させていくために、もっと努力していかなければならないと考えています。 従業員は、その一人ひとりが社会に対して会社の代表として対しているからです。 社会と接する一人の従業員のCSRに対する認識が低ければ、会社全体が社会からそのように見られてしまいます。従業員一人ひとりは、社会から見れば企業と等身大なのです。 個々の従業員がCSRに対する認識を正しくもって外部の人たちと接することによって会社全体の姿を社会に正しく理解してもらえるようになるということですね。従業員のCSRに対する認識浸透のために注力していることは何ですか?当社でも社内報を定期的に発行しており、その中でCSR活動について分かりやすく説明したり、CSR方針を定め、社内に告知するなどいろいろな活動を展開していますが、なかなか従業員に浸透していないのが現状です。 かつて、従業員みんなが気軽に取り組め、なおかつ負担感が少ない施策を展開しようと検討したのですが、会社の事業と全く関係がない分野での施策展開は意義付けも難しく、長く続けることが困難だと思い、検討を中断しています。 やはり当社の事業の延長線上にある施策展開を通じて、CSR活動が社内に広く認知されるようにしていきたいと思い直しています。 環境保全や資源の有効活用は創業以来の当社の製品づくりのアイデンティティであり、その考え方が結実した活動が「5Rs」の取組みです。この取組みを、製品づくりばかりでなく、営業部門や管理部門へ広げ、浸透させることができれば、全社的にCSRの考え方を浸透させることができるのではないかと考えているところです。Q課長Q課長Q課長

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